まめ日記*ichigo-ichie Ⅱ

一期一会を大切に、日々の気づきを綴っています。
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[本] 三島由紀夫レター教室

三島由紀夫レター教室 (ちくま文庫)三島由紀夫レター教室 (ちくま文庫)
(1991/12/04)
三島 由紀夫

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登場人物は5人。英語塾を経営する40代のマダムに、有名デザイナー、英語塾の元教え子、劇団で演出を学ぶ青年、ふとっちょの若者。
彼らは年代も職業も様々だが、共通項は「手紙を書くことが上手である」ことだ。
そんな彼らがやり取りする手紙だけで、この物語は構成されている。

世間話から愛の告白、借金の申し入れなどさまざまな手紙があって、三島氏はこれを文例に、と薦めている。

さて、一読して思ったこと。
・・・文例テクとしてはかなり、高度、よ。

彼の時代における手紙が今のメールに単純に置き換わったと考えたら大間違いだ。
メールは手軽で迅速なコミュニケーションツールであるが、その分思考も軽く、浅いのが正直なところ。
この本にでてくるような・・・例え庶民的な話題であってもどこか洒脱で教養と言うか文学的ニュアンスがにじみ出てくるような会話はしないだろうなぁ。
今だと…持って回ったような言い方に聞こえるかもしれない。
裏を返すと、今の私たちは表現力に乏しいのだともいえる。
「○○的な」「ハズい」では余韻もへったくれもないものね。

タイトルに「三島由紀夫」の名が出てくる通り、最後に作者から読者へのメッセージが記されています。
ここが、私にとってはすごく納得のいくものでした。
大切な前提、「読み手は私が書く手紙に何の関心もないのだ」という前提を踏まえて手紙を書くことが大切だということに今更ながら深くうなづいた次第です。

まだまだ努力が必要だな。

【 2012/08/04 (Sat) 】 和書 | TB(-) | CM(0)
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