まめ日記*ichigo-ichie Ⅱ

一期一会を大切に、日々の気づきを綴っています。
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[本] 「銀の匙」の国語授業

〈銀の匙〉の国語授業 (岩波ジュニア新書)〈銀の匙〉の国語授業 (岩波ジュニア新書)
(2012/03/23)
橋本 武

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灘高校で50年間国語授業の教鞭をとられていた橋本武先生。
先生の国語授業は「銀の匙」を中学3年間をかけてじっくり読むというものでした。
そこでは単に「文章を読んで、正解をさがして・・・」というものではなく、「銀の匙」の世界の追体験を通じて、筆者の言わんとすることをくみ取り、言葉の意味を見極め、やがては自分の思考自体を深めていくというとても奥の深い授業が行われていました。
もちろん、私立学校だからこそできたものだと思いますが、この授業を受けた方々はとっても幸せだったろうなぁ~と、私が受けたかった!と思いました。

さて、この本はこの国語授業についてが半分くらいで、後半は先生の半世紀を振り返るようなことや、「国語を学ぶとは」というテーマについて語られています。

前半も良かったのですが、私はこの「国語を学ぶとは」というところに深く共感を覚えました。
国語って産まれてからずっと見聞きしている世界で、多少の文法の決まりごとはあってもあとは大人になることには一定のレベルに到達するものだろう、と思っていました。
でもこの「一定のレベル」ってなんだろうね。テレビや新聞で言っていることが分かるレベル、かなぁ。

橋本先生は、ズバリ、「国語を通じて人間形成がなされる」のだとおっしゃっています。
いろいろな物の見方、考え方にふれる、正しく理解する、自分で表現する・・・これらのことはその人となりを表す行為につながっていくのですね。
1日2日ではわからないけれど、繰り返していくうちに、薄紙を一枚、また一枚と重ねるようにその”人間”としての幹が太く、強靭なものになっていくのだと思いました。

あとがきにもありますが、大人の方にも読んでほしい一冊です。
【 2012/07/28 (Sat) 】 和書 | TB(-) | CM(0)
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